Googleのコアアルゴリズムとは

Googleコアアルゴリズム

Googleはアルゴリズムによって検索順位を決定しています。
GoogleのアルゴリズムはGoogleが独自に開発したプログラムで、この独自の計算方法によって検索ブラウザ上での順位が決まっていくわけです(日本のYahooも独自のアルゴリズムを利用していましたが現在はGoogleのものを利用しています)。

そしてこのプログラムの中でも根幹を担うのがコアアルゴリズム(core algorithm)です。
名前の通り中核をなすアルゴリズムです。



コアアルゴリズムのアップデートがあると順位が大きく変動する

コアアルゴリズム以外の部分は、ほぼ毎日修正がおこなわれているので、検索結果上の順位は常に少しずつ変化し続けています。
とはいえ、コアアルゴリズム以外のアップデートによる影響はそれほど大きいものではなく、例えば現在上位表示しているサイトがまるごと入れ替わるようなことはありません。

しかし、コアアルゴリズムのアップデートは違います。
コアアルゴリズムは検索順位を決める土台の部分なので、コアアルゴリズムのアップデートがおこなわれるということは、これまでのルールが大幅に改変されるということです。
そのため、その他のアルゴリズムのアップデートとは異なり検索順位の結果が大きく変動します。

コアアルゴリズムのアップデートがおこなわれた際には、上位表示していたサイトがまるごと入れ替わるようなことも珍しくありません。

コアアルゴリズムは毎年数回実施される

検索結果に大きな変動をもたらすGoogleのコアアルゴリズムアップデートですが、コアアルゴリズムのアップデートは年に数回程度実際されます。

明確な日付などは決まっていませんが、2018年はすでに3回コアアルゴリズムアップデートが実施され、Googleにより公表されています。


2018年のコアアルゴリズムアップデート

  • 3月の第二週
  • 4月17日
  • 7月の最終週

なお、Googleが何かアップデートを周知する場合には、ブログやSNSで発表します。
実際には以下のようにツイッターで公表されることほとんどです。

ちなみに公表はGoogleの担当者次第で発表されない年もあります。
現在は、Search Engine Landという海外では有名な検索エンジンマーケット情報を掲載しているサイトの運営者だったダニー・サリバンという方が広報を行っています。
いち早く情報を手に入れるためにフォローをおすすめします。

コアアルゴリズムのアップデートが実施されたときの対策方法

コアアルゴリズムの対策

年に数回実施されるコアアルゴリズムアップデートですが、コアアルゴリズムアップデートの怖いところは、どういったアップデートが行われたのかについての情報の公開が行われないというところにあります。

Googleは元々どういった基準で検索結果の順位を決定しているのかなどアルゴリズムにかかわる部分の情報は一切公開していませんが、SEO対策に力を入れている企業にとってはコアアルゴリズムアップデートによる順位変動は死活問題です。

そのため、コアアルゴリズムアップデートがおこなわれたときにどう対処するべきなのか、コアアルゴリズムアップデートへの対策方法の把握がとても重要になってきます。

コアアルゴリズムアップデートが実施されたときの3つの対策方法についてみていきましょう。

1.コンテンツが改善できるか

Googleは常にコンテンツの質にこだわるように発信してきました(特にパンダアップデート以降)。
そのため、コアアルゴリズムアップデートが実施された場合においても注力するべきなのはコンテンツの質ということになります。

もしコアアルゴリズムアップデートによってあなたのサイトの順位が下がってしまったのであれば、コンテンツの見直しをおこないましょう。

あなたのサイトの順位が下がってしまったということは、逆に他のサイトの順位が上がったということです。

つまり、あなたのサイトのコンテンツには「何かが足りない」ということになります。

あなたのサイトよりも上位に表示されているサイトのコンテンツとコンテンツの内容を見比べてみて、

  • 足りない情報はないか
  • 改行や装飾をおこない読み勧めやすくなっているか
  • 画像を適度に挿入し読み手にストレスをあたえないようにしているか
  • 情報を掲載する順番は最適な順番になっているか

など、さまざまな点に注目しながらコンテンツの改善をおこなっていくようにしましょう。

また、以前Googleがパンダアップデート対策のために提示した『良質なサイトを作るためのアドバイス』の内容も可能な限り満たせるように努力しましょう。

2.不自然なリンクがついていないか

SEO対策において最も重要な要素の一つである被リンクですが、重要な部分だけあってスパム行為をおこなう人も多く、Googleは被リンクの質に対して常に目を光らせています。
コアアルゴリズムアップデートでも被リンクの効果や質が見直されている可能性があります。

そのため、コアアルゴリズムアップデートがおこなわれた際に自演リンクなどの不自然なリンクがついているのは非常に危険です。
これまでのアルゴリズムでは捕捉されずに済んでいたかもしれませんが、アップデート後のコアアルゴリズムではマイナスの評価を受け順位を落とされてしまう可能性があるということです。

もしコアアルゴリズムアップデート後に順位が下がってしまったのであれば被リンク状況の確認をおこない、不自然な被リンクは否認するなどして対処するようにしましょう。

関連記事:検索順位が圏外に飛んだのはGoogleの被リンクリストに新たなスパムリンクが検出されたため!?

3.様子見をする

コンテンツの質にも改善点が見当たらず不自然な被リンクも見つからないのであれば、コアアルゴリズムアップデートの影響が落ち着くまで様子を見てみるのも一つの手です。

というのも、コアアルゴリズムアップデートは実行されてから完了するまでに数週間〜1ヶ月程度かかり、その間は常に順位が変動し続けるからです。

そのため、下手に対処をおこなわず様子見していたら順位が戻ったということも少なくありません。

コアアルゴリズムの影響を受けにくいサイトにするには

コアアルゴリズムアップデートに対する一番の対策は、「コアアルゴリズムアップデートの影響を受けにくいサイトにする」ということです。

つまり、常日頃からGoogleのガイドラインに沿ったサイト運営を心がけ、ユーザーとしっかりと向き合ってコンテンツを制作していけばいいということです。